フラワーエッセンスのなかには、〝疲れ〟によく効くエッセンスがいくつかあります。
代表的なものとして真っ先に思い浮かぶのは「オリーブ」のエッセンスではないでしょうか。
「オリーブ」は心と体の両方の疲れに良いとされるエッセンスですね。
みなさん、とにかくお疲れのかたが多くて、フラワーエッセンス講座や個人セッションでも「オリーブ」は一二を争うほど人気のエッセンスです。
今月の個人セッションでもやはり、「すぐに疲れてしまうんです」というかたが何人かいらっしゃいました。
それだけを聞けば、「ではオリーブを…」となりがちなのですが、もう一歩。
「なぜ疲れてしまうのか」を掘り下げる必要があります。
わかりやすいよう、いくつか例を挙げましょう。
「私も疲れやすいんだよね」というかたは、当てはまるものがないか、ぜひご自分でチェックしながら読んでみてください。
気を使いすぎてしまう
「1日出かけたら疲れてしまって、翌日はなかなか起きられなかった」というAさんの場合。
1日出かけたのは一人で、なのか、向かった先はどこなのか。そのあたりが判断ポイントになります。
聞けば、気のおけない友人たちと出かけたとのこと。
ご本人は「気を使う関係ではないので気疲れはないと思う」とのことでしたが、普段から周囲のいろいろなことがよく見えていて気遣いのできるAさんは、無意識レベルで「友だちは楽しんでいるかな?」「こうしてあげたほうがいいかな」「これをしたそうだから、付き合ったほうがいいな」と気を配っていたようです。
気を使う、ではなく、気を配っていた。
言葉は違いますが、意識が常に他者にあるという点では同じです。
ご本人は、病み上がりで体力が落ちていたから疲れてしまったのかも、と思っていらしたようですが、よくよく掘り下げてみたら、それが疲れの大きな原因になってしまっていたということに気づいて納得されたようです。
緊張で疲れてしまう
計画を立てて、目標を達成する。それを繰り返しながら経験を積み上げていく。こういう生き方が行きすぎると、立てた目標を達成するために〝頑張り〟続けることになります。その状態って、常に緊張している状態です。
これといった目標がなかったとしても、「他人に変だと思われないように」「間違えないように」「完璧であるように」、そんな意識があったとしたら、絶えず監視されているのと同じ状態。
どちらにしても、歯を食いしばって、肩にも首にも背中にも、ぎゅっと力が入ります。
小さい力でも、ずっと力を入れ続けていたらどうでしょう?
疲れないほうがおかしいですね。
自分で自分に緊張を課して、疲れてしまう。
そんな時は、「ロックウォーター」や「インパチェンス」「バーベイン」、「セラトー」「セントーリー」などもおすすめです。
ブレーキを踏んでしまう
自分がしたいこと、自分の言いたいこと、自分の着たいもの。そうした「自分を表現」するものを外に出していくって、楽しいですよね。
それが個性であり、自分らしさにもつながっていきます。
同時に、「こんな自分を出したら受け入れられないんじゃないか」「嫌われるんじゃないか」といった不安が湧いてくることもあります。
「表現したい」一方で、不安がそれにブレーキをかける。
これは、アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態なので疲れてしまいますよね。
特に、「自分は少し変わっている」という意識を持っている方ほど、これを同時にしてしまうので、疲弊してしまうようです。そしてそれが「生きづらさ」にもつながっているようです。
でもですね、そういう「自分は少し変わっている」と自覚しているかたって、実はすごく魅力的なかたが多いんですよ。
服のセンスだったり、目の付け所だったり、言葉選びだったり。
そのブレーキを外したら、もっともっと輝いちゃうんだろうな〜と感じるかた、とっても多いです。
不安のブレーキで疲れているなんてもったいない!
ぜひそのブレーキから足を外してください。
「ミムラス」や「ロックローズ」、「ゲンチアナ」などのエッセンスもよさそうです。
疲れの原因として考えられる例をいくつか挙げてみましたが、実はこれ、挙げ出すとキリがないくらい、まだまだあるんです。
なぜ私たちって、そんなに疲れてしまうんでしょう。
疲れに至る原因はたくさんありますが、大元は、「自分らしく居られていないから」です。
「自分らしい」というのは、リラックスして、安心して、ほっとしている状態。
誰でもない、「素のままの自分」で居られる状態です。
自分らしく要られたら、疲れることって、なかなかないんです。
だって、リラックスして、安心して、ほっとしているんですから。
誰の前でも、何をしていても、自分らしく居られる。理想です。
それでもやっぱり、自分らしさを失って疲れてしまうことはあります。
そういう時は、「自分らしく居られなかった自分」を責めるのではなく、「あー、今日は自分らしく居られなかったから疲れちゃったんだね」って、自分を労ってあげてください。
その瞬間にほっとして、チカラが抜けて、疲れも少し和らぐと思いますから。
Comments